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イタグレの耳

 

 

勇気を持って、禁断の話をしましょう。

イタグレの耳はローズイヤーという折り曲がった形状をした耳です。

【付け根はたいへん高く、小さく、軟骨は薄く、折り畳まれ、項と頸の上部に沿って寝ている。
犬が注意を払っている時には、耳の付け根は立ち、耳朶は側方に水平に掲げられ、<フライング・イヤー>や<プロペラ形の耳>と言われる形に掲げられる】

今は立ち耳が過半数を超え、ローズイヤーをご存知ない方が大多数の時代になってしまいました。
十年ほど前は「愛せないわけではないけど、恥ずかしくて散歩に行けない」というほどのポイントでした。

しかし今や成長過程で少しずつ立ってくるのではなく、すでにペットショップにいるうちに立っていて、それを知らずに買う方がほとんどです。
うちの犬を見て「…あの子たち、耳が折れてる…」ヒソヒソ聞こえてくるほどです。

…これはイタグレ界にとってかなりかなり残念な現象です。
売れさえすればどうでもいいと乱繁殖する日本のペット産業と、不勉強で踊らされる国民性の現れです。
どこがどんな形であろうと犬(いきもの)が非難される筋合いはありません。
しかし、「血統書付きの犬」は飼い主が思うところのかわいければいいというのとはまた別の話が存在します。
歴史は正しく受け継いでいかなくてはなりません。
わたしたちの代で崩してはいけません。

「イタグレって書いておけば人気だから売れるよ」
消費者が不勉強だと舐めてかかる繁殖場が発生します。
病気を持って生まれ、形もサイズもバラバラ。
わたしたちはせめて入り口の知識を得てから迎えないと、生き物たちに迷惑をかけてしまいます。

バッシングを恐れて口にできない禁断の話でした。
本意が伝わりますかどうか。

 

 


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生と死

 

 

ご相談をいただきました。

 

老犬は踏ん張りが効かなくなり、足がズズズと開いて滑ります。
滑らないように靴下をはかせても脱いでしまうとのことでした。

 

いつにも増して長文ですがお付き合いいただけると幸いです。

 

わたしは犬に何かさせるより、まず環境を整えてやることが先だと考えています。

滑る足に靴下を履かせるより、滑らない床にするのが先です。
今回はタイルカーペットをお勧めしました。
老犬はあちこちで粗相をするので、洗えない大きな絨毯を敷きたくないお気持ちはよくわかります。
裏ゴムのキッチンマットなど、いつも徘徊する場所に狙って置くのも良いです。

 

ふわふわと徘徊するだけでなく、壊れたおもちゃのように一点でクルクル高回転する時があります。
ボケると男性でも止められないほどの力で振り払います。
クルクル高回転は遠心力で転びます。
どうやって止めさせたらいいですか? とのご質問には、なぜ止めないといけないのですか? と質問しました。
高回転が脳に悪い気がするとおっしゃるので、まだ4歳なら治療や手術など考えますが、もう14歳なら好きにさせてあげたらいいのではと伝えました。
脳に悪いというより、すでにお脳が遠くなっているのですから。
転びそうになったら支えてやる、周りにマットを敷くなど環境を整えることをお勧めしました。

 

やめさせることばかり考えておられたのか、「好きにさせる」にかなり驚かれていました。

 

14年間もともに過ごし、ボケて徘徊できるまで長く生かせた立派な飼い主さんです。
ご自分とわんちゃんを褒めて、ここまできたら治すだ止めるだ考えず、わんちゃんの好きにさせてあげたらいかがですかと申し伝えました。
痛い、苦しだけは何としてでも止め、ロウソクが細く小さくなるようにしていきましょう。
静かにスッと火を消せたら大成功です!
すごく驚き、そしてすごく勉強になったと喜んでおられました。

 

10分の電話の前後で、何も状況は変わっていないんですよ。
死に際の話までしましたが、声のトーンが上がり、明るく澄んでいました。
お伝えしたのはわたし個人の考えで正解、不正解ではありません。

 

ようは気の持ちようです。
悲しく寂しく老後を過ごすか、やったぜ満塁ホームランだ! と最期を迎えるか、好きな方を選択すれば良いと思います。

犬のことだけではなく、親や自分も同じ。

 

枯れ朽ちるのか? 
でっかい花火をぶち上げるのか?

 

その予行練習をさせてくれる大先生が目の前にいます。
ほんとに感謝です。

 

 

 


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気をそらす

 

 

手術やケガの部分を気にして舐め壊してしまうことがあります。
カバーするためのお洋服などをご注文いただく際に、ちょっとつけくわえてお話しさせていただいてます。

 

患部を舐めて困るのなら、他を舐めてもらいましょう。
やめさせることばかり考えてしまいがちですが、場所をシフトするよう仕向けるのです。
患部とは関係ない足首などに絆創膏を巻くと、今度はそちらを気にして舐める場所を変えることもあります。

骨折のギプスもいきなりすべて取るとヒャッホー! しちゃうかもしれないので、「まだ安静なのか」と気づくようにダミーで包帯を巻いておきます。
ようは包帯が気になれば、いつも通りには動かないってこと。

 

わたしだちだって、いけないと知りつつもカサブタ剥がして血を出したり、触っちゃいけないといけないとニキビをつついて膿ませたりします。
ね、気になったらやめられないでしょ(笑)。
だからそれ以上に気になる何かを探して、それを与えてみましょう。

 

いつもは噛んではいけないスリッパを、この際存分に噛ませてあげるとか(笑)。


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老犬の目

 

 

老犬の調子はどうかとお声がけいただきます。
うちの子のことではなく、老犬のたどる様子をお知りになりたいのだろうと理解し、参考になるようなお話をしております。

 

「目が見えなくなったら」を心配なさる方が多いですね。
物にぶつかるのではないか、部屋の模様替えが必要かなどです。

老化で視力が落ちるころには身体も老化していて、青年期のチャカチャカではなくなっています。
活発に走り回り、怪我するほど壁にゴツン! なんてことにはなりません。

 

あちこちが総合的にゆっくりと坂を下るように老いていく。
ちょっと大げさですが、どんどん神様に近づいているような、神々しさを感じます。
だからわたしには寂しいとかかわいそうという感覚はありません。

 

 

 

 


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イタグレの歯

 

 

うーん、イタグレの歯(歯茎)はかなりの曲者か?

 

★歯肉炎★
Italiangreyhoundは細いアゴのわりに歯が大きいです。
しっかりした場所が確保されていないところに歯が生えているようなイメージです。
歯肉炎になりやすので、歯磨きの習慣をつけた方が良いと思われます。
4〜7ヶ月ころに永久歯に生え変わりますので、それまでに歯磨きの練習をしてください。

 

これは師匠から承ったことで、孫たちにもこれを伝授しています。
もちろん自分の犬も朝晩コツコツと毎日歯磨きしてきました。
なのにですよ。

 

「歯肉炎になりやすい」

 

この歯肉炎、命にも関わるとひしひし感じています。
歯のあたりからどんどん上がり、鼻や目が悪くなり、膿が出るようになります。
No.2は鼻水というか、膿をクシュクシュと飛ばして呼吸困難になるほどです。

まだ体の寿命が来ていないのが困ります。
それだってもう15歳にも近かったら、命取りになるかもしれない麻酔手術なんてできません。
ずっと歯磨きしてきても、傷んでくると痛みでできなくなります。
それと寿命との帳尻がうまくいけば大団円です。
もちろん劣化はしてきているものの、No.1はこのようなことはありません。
No.2は先々こうなるだろうと理由はわかっていて、夫婦で「彼女らしさ」の選択をしたので後悔はありませんが、日数がずれたとは感じています。
(一人歩きして誤解や閉塞感をうむので、ここに「理由」は書きません)

 

No.2の膿と同じ独特なにおいをご来店のイタグレさんから感じ、それでこの記事を書くことにしました。
「何歳ですか?」
「7歳です」
もちろん口にしませんでしたが、早すぎる…帳尻が合わなくなるなと思いました。

 

イタグレが罹患しやすいものの一つ、それも重篤に発展するものではないかと感じています。


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お尻の噴火

 

 

肛門腺は肛門の左右、4時と8時の方向にある分泌腺で、袋の中にそれはそれは臭〜い液がたまっています。
液には個体差があり、さらさらな子、クリーム状の子、ぼそぼその子、たまりやすい子、あまりたまらない子、色も色々千差万別です。
月一ペースで絞っておけばまずトラブルはありませんが、中には炎症を起こして痛カユそうにすることがあります。
肛門腺が炎症を起こすとお尻を頻回に舐めたり、ズッズッと床にお尻をこすりながら前進したりします。
この炎症はとても痛いようで、元気や食欲の消失、動作が緩慢になります。
それを見逃して手当てしないでいると肛門腺が膿んで肛門脇に大穴が開くことがあります。
けして大げさではなく、さながら爆発です。
大噴火してお尻が血だらけになったイタグレをわたしは見たことがあります。
それも犬親戚会で(笑)。
親戚会が近づく季節になると、あの大爆発を思い出さずにはいられません。

 

 

 


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老化とラバーブーツ

 

 

後々のために、ちょっと頭の片隅に記憶しておいてください。

 

老人の足が持ち上がらずにつまづくように、犬も年とともに足が持ち上がらなくなります。

一歩いっぽ、ちゃんとスっスっと前に上がっていた足が上がらなくなり、地面に擦りながら歩くようになります。

つま先が上がらなくなるので、正面2本の爪の上部が削れるようになっていきます。

その段階が過ぎると、今度は指の上を擦って擦過傷ができます。

散歩から帰ると指の上が擦り剥けて出血していたりです。

それがもっと進行してもっと持ち上がらなくなると、足が内向きに入ってカックンとします。

爪や指、甲の上側を擦ってケガするようになっていくわけです。

 

ippukuで販売しているラバーブーツはその保護にもなります(獣医師推奨)。

いつかのときのために、覚えておいてくださいね。

 

http://ippuku.shop-pro.jp/?pid=38115326

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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カラーミュータント

 

 

わたしがイタグレを迎えたころはほんとに少数でしたが、今はそのころとはまったく違います。
数が増えればそれだけいろんなことが増えます。
残念ながらとても病気が増えました。
その中でも目立つのは、カラーミュータント脱毛症です。

 

Color Dilution Alopecia


毛包の発育異常とメラニンの形成障害を特徴とする遺伝性のものです。
罹患した犬を繁殖に供すべきではありません。
ブルー並びにフォーンの被毛を持つドーベル、ミニピン、ダックス、プードル、ウィペット、イタグレ、サルーキ等のいろいろな犬種に見られます。

カラーミュータント脱毛症を淡色系の犬の遺伝病疾患の代表のように言う方がいますが、決して淡色犬の多くに遺伝しているものではありませんので誤解しないでください。
一般的に3歳くらいまでに徐々に発症し、虫食い状態と被毛の淡色化が見られ、被毛が薄くなるのに伴い、ふけがでて、ブツブツして、毛穴の細菌性の炎症を示し、最終的にはかさかさした脱毛となっていきます。

主に体幹に見られ、頭部および四肢にはほとんど見られないのが特徴です。

二次的な細菌感染性の皮膚炎がなければ、痒がらないことが多いです。

イタグレにおいては、ブルー又はフォーンの犬が背中を中心に徐々に進行し、脱毛が若いうちに見られた場合カラーミュータント脱毛症が疑われます。

被毛を抜いて顕微鏡検査をするか、診断を確定するために皮膚生検をします。

脱毛が始まる年齢によっては、内分泌性脱毛も考えられるので(イタグレは甲状腺機能低下症も多い)ホルモンの検査をする場合もあります。

治療は特効的なものはなく、慢性に経過し、毛の生える期待も薄いです。

治療の目的は毛穴の感染症を防ぐことで、シャンプーで皮脂を落とし(ノルバサン)、その後乾燥させないようリンスをし、抗生物質を投与します。



しかしこの病気は健康には何も影響がなく美容上の問題です。

「美容上の問題」というのを、ぜひ理解いただくといいと思います。
毛が薄いとめいったり、恥ずかしいと真夏でも全身を覆う服を着せっぱなしの方がいらっしゃいます。
犬は毛がなくても気にしたり、いじめたりしません。
参考になさってください。

 

 


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フラックスオイル

 

 

「おハゲちゃんの救世主! オススメ品! 試す価値あり! フラックスオイル/皮毛ケア&抜け毛、まとめ買い&リピート多数 おすすめサプリ人気No.1」
ippukuで大人気のサプリです。
この12月よりボトルの形状が変更になりました。
右の背高が今までの、左のちびっこがこれからのです。
なんか少なくなったように見えますが、細長から太短になったので内容量は変わっていません(笑)。
今後ともよろしくお願いいたします。

 

 

 

 


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フード

 

 

「パピーを知らないので質問ですが。パピーフードはカロリー高いのですか?
太らせたいのですが、サイエンス・ダイエットアダルトを120g/日で少しずつしか太らないので」

というご質問をいただきました。

 

はい、パピーフードは大人ご飯より高カロリーです。
パピーフードは妊婦さんにも与える栄養価が高いフードです。

痩せすぎていても、太りすぎていてもいけません。
でも何ごとも中庸が難しいものですね。
大食漢もいれば、わたしのように小食もいます。
食べたい人が食べるのをガマンするのも大変ですが、食べたくない人が食べるのも大変なんですよ(なかなか共感をえませんが)。
食べても太らない人もいれば、食べなくても太る人もいます。

ご質問は食べるのに太らないとのこと。
もっと量を与えてもいいのかもしれませんが、多すぎるとお腹がゆるくなるものです(胃腸の仕事量を超える)。
ということは、同じ量で高カロリーなパピーフードが効率的ですよね。

いろんなメーカーの品質表示を見ると、100gあたりのカロリーは千差万別です。
太らせたいときはカロリーの高いフードを買ってみてはいかがでしょう。
なかでもアイムスとユカヌバは、触るとベタベタしているフードて太ります(特定のお名前を出してごめんなさい)。
太らせたい短期間に与え、後日また切り替えるという時に使えるフードだとわたしは認識しています。
それに粉ミルクをまぶしてみるとかね、方法はいろいろあるわけですな。

生後6ヶ月くらいで「これ以上大きくさせたくないからもう大人フードにしちゃった」とおっしゃる方がいます。
体は外見だけではありません。
子どもはこれから使っていく血や肉、骨など、中身をきちんと作る時期です。
そう考えると、ガラだけにこだわって、内側に必要なものを摂取しないのはどうでしょうね?

そして1歳の誕生日から大人フードにしました! とかおっしゃる方もいます。
犬は機械ではありませんから、1日単位で守らなくてはいけないものではありません。
イタグレは活動犬で食べても痩せちゃう傾向にあり、3歳になってもパピーフードがちょうどいいこともあるのです。

すべての物の、取扱説明書や品質表示はちゃんと目を通すことが重要です。
そして、それをふまえて、どうしようかな? 
そのカンを養っていくのが飼い主の務めであり、そのカンを養わせてくれる素晴らしいパートナーが犬さんたちです(^^)

 

毎日、毎日、犬さんありがとう!

 

 

 

 


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