1年前くらい前からか、遊姫の顔に湿疹ができて痒がるようになりました
なんらかのアレルギーだろうということで、ギリギリ抑えられるていどの極少量のステロイド剤を服用することにしました
3か月ほど前から、何かのひょうしにヒャンと鳴くようになりました
触診してもどこが痛いのかわからず、レントゲンを撮ってみたところ、腰の軟骨が磨り減っているのが見えました
経年劣化では仕方がないと様子を見ていたところ、最近ヒャンヒャン痛がることが頻繁になり再診しました
痛みが強いので、1週間鎮痛剤を与えました
もちろんこれは治療薬ではないけれど、痛みが緩和されることで動きがよくなるきっかけになるかもという第一段階のチャレンジでした
その鎮痛剤とステロイド剤は重ねられないので、とりあえず1週間ステロイドはお休みしました
鎮痛剤の効果よりも痛みが勝っているのか、あまり効果を感じませんでした
それよりもどんどん動けなくなり、どんどん痛がるようになりました
老化現象がこんなに急降下するであろうか、何らかの病気ではなかろうかと考えを変更し、すぐに獣医師に相談しました
そしてここ何日かの行動をさかのぼってみたところ、ステロイド剤を抜いたことを思いつきました
ステロイドを飲まなくなったことで悪化したならば、免疫疾患による筋炎だろうとあたりをつけました
ステロイドはぐんと大量投与から始め、その後減らしていきます
スタートの量を決めた直後に喉の奥に錠剤を突っ込みました
飲ませた当日になんとなく当たった気配がしました
その翌日もう1錠飲ませたところで、体を動かせるようになりました
ステロイドを飲ませて効果があったということはやはり免疫疾患であったという逆算式が成り立ちます
あたりをつけて、そのカンが当たったという表現がこれです
真にもその逆からも答えがみつかることもあるわけです(重要ポイントですね!)
良くなることだけに着目せず、どうしたときに悪化したかを記憶、検証するのが重要です
イタグレは免疫疾患がとても多いです
人間ではありますが、一覧があります
イタグレは胃腸が弱い子が多いですよね
病院に通って胃腸薬を飲んでも長年調子が悪いと聞くと、免疫疾患かな?と思いますが、素人のわたしが言うことではないので黙っています
甲状腺機能低下やアジソン病も多いです
イタグレは自己免疫疾患が多いと知らないと、辿り着くまでに検査、検査が続いたり、けっきょくたどり着けずにいるのかもと思います
あ、ついでなので言ってしまいますが、みなさんがシモヤケと言う耳先の切れも、免疫疾患というケースがあります
寒いがゆえのシモヤケと思い込んでいる人にこれまたよけいなことは言えません
…偉そうに書いていますが、わたしはただの素人です
でも親戚に獣医師がいたり、仕事柄付き合う人々がイタグレの生態に詳しいので、一般より勉強機会が多い素人です
ステロイド、ステロイドと書くと、ステロイドは怖い薬なのに!と感じる人がかなりいると思われます
副作用がいろいろありますし、このようにたった一粒で激変するのだから魔法の薬ですよ!
例えば遊姫の場合、彼女は今年12歳になります
渾身の力で治療してやろうという時期ではないとわたしは考えます
微妙な書き方をあえてするならば、しなないていどに生きてもらう方針をとります
彼女の終わりの日に目標を設定し、過不足なくその日までそろりそろりと生かすイメージです
普通にいけば彼女の寿命は4年前後でしょうから(…難しいかな)、その数字と薬をうまく組ませ、帳尻合わせをしていけばいいと考えています
で、気をつけないといけないのは、ただただ遊姫に気を取られて他の子の異変に気づけないこと
監督がおろそかになってケガをさせることです
一点を見ながら、周辺視も使うのがわたしの役目です
自分の犬のケガや病気を書くのは本意ではなく、今まで一切書かずにきましたが、今回は免疫疾患を知っていると答えが出やすいこともあるというお話でした