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comments(0) / trackbacks(0) [健康、生殖、フード]
カラーミュータント

 

 

わたしがイタグレを迎えたころはほんとに少数でしたが、今はそのころとはまったく違います。
数が増えればそれだけいろんなことが増えます。
残念ながらとても病気が増えました。
その中でも目立つのは、カラーミュータント脱毛症です。

 

Color Dilution Alopecia


毛包の発育異常とメラニンの形成障害を特徴とする遺伝性のものです。
罹患した犬を繁殖に供すべきではありません。
ブルー並びにフォーンの被毛を持つドーベル、ミニピン、ダックス、プードル、ウィペット、イタグレ、サルーキ等のいろいろな犬種に見られます。

カラーミュータント脱毛症を淡色系の犬の遺伝病疾患の代表のように言う方がいますが、決して淡色犬の多くに遺伝しているものではありませんので誤解しないでください。
一般的に3歳くらいまでに徐々に発症し、虫食い状態と被毛の淡色化が見られ、被毛が薄くなるのに伴い、ふけがでて、ブツブツして、毛穴の細菌性の炎症を示し、最終的にはかさかさした脱毛となっていきます。

主に体幹に見られ、頭部および四肢にはほとんど見られないのが特徴です。

二次的な細菌感染性の皮膚炎がなければ、痒がらないことが多いです。

イタグレにおいては、ブルー又はフォーンの犬が背中を中心に徐々に進行し、脱毛が若いうちに見られた場合カラーミュータント脱毛症が疑われます。

被毛を抜いて顕微鏡検査をするか、診断を確定するために皮膚生検をします。

脱毛が始まる年齢によっては、内分泌性脱毛も考えられるので(イタグレは甲状腺機能低下症も多い)ホルモンの検査をする場合もあります。

治療は特効的なものはなく、慢性に経過し、毛の生える期待も薄いです。

治療の目的は毛穴の感染症を防ぐことで、シャンプーで皮脂を落とし(ノルバサン)、その後乾燥させないようリンスをし、抗生物質を投与します。



しかしこの病気は健康には何も影響がなく美容上の問題です。

「美容上の問題」というのを、ぜひ理解いただくといいと思います。
毛が薄いとめいったり、恥ずかしいと真夏でも全身を覆う服を着せっぱなしの方がいらっしゃいます。
犬は毛がなくても気にしたり、いじめたりしません。
参考になさってください。

 

 


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