今日はとても心あたたまるメールをいただきました。
ママさんがワイドカラーとロングネックとを間違えてご注文されてしまったのです。
ご自分ではワイドカラーを注文したと思い込んでいるので、お届け前に送る3通のメールでも、間違いにまったく気がつかなかったそうです。
届いた品がロングネックだったのを見たママさんはがっかり……それで、パパさんがメールをくださったのです。
「しょうがない事は重々承知だけど、家内のしょげでいる姿をみるとかわいそうなので、直してもらえないだろうか?」……というメールでした。
なんて優しいだんなさまなのでしょう!
わたしが喜んでもしかたありませんが(笑)、すごく嬉しくなっちゃいました♪
「襟を直すなど簡単なことです。いつでもご都合のいいときに送ってください……」とメールを打ち始めたのですが、早く立ち直っていただこうとやっぱり電話しました。
100人いれば100通り、そりゃもういろんなことがあります。
なんやかやに発展しないようにと、デザインのこと以外でも、お客様の間違いや勘違いはこちらで気づくようにしています。
ヘンな話、こちらからの注文確定メールなどたいして読んでいただけないのが基本と思うようにしています(苦笑)。
人間は突拍子もないことはそうしませんから、もう何年もやっていれば経験上だいたいのことが見渡せますけど、わたしは超能力者ではないので、1ヶ月に1件くらいは今回のようなことがあります。
それと、初めての方の住所の誤記入などは気がつけないですね(笑)。
人間って、納得できないことがあると誰かを責めたくなるんですね。
自分が間違えたとわかっていればいるほどやつあたりしちゃうものなんです。
ですから今回のようなケースで心あたたまるメールをいただくことはまれです。
注文通りの品を送ったのに、なぜ罵声を浴びせられなくてはならないの? というのが普通で、それが仕事というものなのです。
そうゆういろいろで収集がつかなくなるので、「オーダーメイドという特性上、直しはしません」と表記しておかなければならないというのがホントのとこです。
今回のように、ごくふつうにやりとりができればごくふつうに直しをしています。
「気に入っていたのに穴をあけちゃったからアップリケして欲しい」というようなことは、長く大事に着てくださっているとわかって嬉しいですしね。
手渡した物はもう知ったこっちゃない! なんて鬼のようなことは申しません(笑)。
お客様からすると、「簡単な直し」なのか「大手術」なのかっておわかりにならないですよね。
例えば今回のように襟をつけかえる(違うデザインのえりにする、首のきついorゆるい)などは最も簡単な作業です。
ご相談がありましたらメールまたはお電話ください……お手柔らかに(笑)。
※ippukuはリフォーム店ではないので他店の品物の直しはいたしません。
でも足を切断したとか、病気や介護によって手直し工夫がないと着用できないというようなケースの直しは承っております。
より快適な暮らしが送れるよう、できる限りのお手伝をさせていただいております。