バイクでスーパーマーケットに買い物に行ったときのことです。
そこのお店はバイク用と自転車用の駐輪場が別々にあります。
買い物を終えてバイクに荷物を積んでいたら、六十代くらいの女性がバイク置き場に自転車を停めました。
バイク置き場は5台分しかないので、自転車は広い駐輪場に行って欲しいのです。
自転車ならいいわけではないけれど、バイクはその辺に停めたら駐禁をとられます。
バイクに乗る人はこの気持ちがわかると思いますが、バイクの駐輪場って、世の中にちょっとしかない大事な場所なのです。
人にどうこう言えるような立派な人間ではありませんが、わたし言いました。
「ここはバイク置き場ですよ」
「……ちょとだけだから、すぐ戻るから」
ご婦人が小走りに行きかけたので「ダメなものはダメっ」と言ったら(^^; 、しぶしぶと自転車置き場に駐輪しなおしました。
すると入れ替わるようにすぐ、また違うご婦人がその場所に自転車を停めました。
わたしは店の人間じゃないし、来る人くるひとに説教なぞしたくありません。
でも最初のご婦人が離れたところから、『わたしをどかしたんだから、その人もどかすわよね』って顔で、じっと見ています(笑)。
仕方なく「ここはバイク置き場ですよ」と言いましたよ。
「……初めてでわからなかったのよ……ふん、なによっ」
そう言いながらその人もしぶしぶと自転車置き場に行きました。
すると入れ替わりで、またまた違うご婦人がその場所に自転車を停めました。
やはり最初と二番目のご婦人が離れたところから、『その人もどかしなさいよ』って顔でジトっと見ています。
三度目の「ここはバイク置き場ですよ」です。
ご婦人のどーのこーのという言い訳を聞くのがめんどうで、「ちゃんとしましょうよ」とまとめたら、たいそういやみっぽく「教えていただきありがとうございます」と最敬礼されてしまいました(^^;
四番目の人が来ないうちに早急に退散しました(笑)。
ほんとに大人ってダメですね。
とくにおばさんがたくさんいるスーパーは動物園のようです(苦笑)。
わたしも自覚してますが、年を取るとともにどんどん面の皮が厚くなって、他者のことなど考えなくなる(^^;
子どもや、若い人の方がよほどキチンとしていて立派です。