名誉とお散歩していたら、通りがかったおうちの奥からそれはそれはでっかいコーギーがウォン"ウォン"と走ってきました。
お庭の柵があるので飛びかかられはしませんが、わたしは突然のことにびっくらしました!
でも名誉はまったくもって涼しい顔。
そちらをチラっとも見ませんし、驚きも、恐がりもしません。
静かそうに見える名誉は、実は力が強く、腕っ節も気も強いのです。
犬は体の大きい小さいではなく、年齢順で上下が決まると聞いたことがありますが、ドッグランなどで大型犬に詰め寄ったりして見ているわたしをハラハラさせることもあります。
だって犬同士ほんとに年齢がわかっているかなんて、わたしにはわからないですもの(笑)。
我慢強さや肝の太さは出産を経験してからますます堂に入りました。
初めてのお産のとき産婆先生から、「人間も犬も出産は命がけ。何が起こるかわからないし、ギャーっ!って悲鳴をあげるよ」と聞いて、それも覚悟で臨みました(わたしはただおろおろしているだけだけど)。
名誉は難産体質なので、時間も長いし、ほんとにギャーっと言います。
それ以前の爪切りはドッタンバッタン大立ち回りでギャーギャーだったのに、出産後の爪切りはとても静かになりました。
わたしは鬼飼い主なので血だらけにツメますが、今の名誉は顔色も変えず、ぴくりともせず、ヒャンとも言いません。
お産と比べたら爪ツメなんて、へのカッパという感じです。
先日「犬は飼い主に似る」というコメントをちょうだいしましたが、いやぁもう、名誉はわたしよりも肝っ玉母さんです。
わたしなんか始終だんなさんにぐだぐだ言ってばかり。
でも、名誉はじっと黙って(我が家の)リーダーと(遊姫の)おねえちゃんと(神名と令名の)母親をしています。
寝ているだけに見えて、実は任務中(笑)。