「○○をさせるのはどうすればいいですか?」という質問をいただきます
みなさんほんとに真面目な飼い主さんばかりですね!
どうやらわたしは教育ママと思われているようですが、ぜんぜんそのようなことはありません
犬に何かをさせるために、何かを教え込もうなんてしませんもの
リードと首輪の使い方のご質問も多いです
文面や口頭での説明では三割も伝わらないと思いますが、成果を感じられるお便りをいただくと嬉しいです!
質問をされる方というのはそもそも向上心があるからなので、そこから少し時が経過するとまた違うご質問がきます
「リーダーウォークができるようになったら多くの問題が自動的に改善されたけど、でもどうしても○○が克服できません どうすれば直せますかか?」
わたしが思うに「直さなくてもいいんじゃないですか?」です
この返事はびっくりされるようです
みなさん完璧を求めすぎですよ〜
では、ではですよ
あなたはどれだけご立派な人間なのですか? と言いたいですね 爆
わたしはできないこと、苦手なこと、嫌いなことがた〜〜くさんあります
自分自身ががそのていどの人間なのに、犬にできるようになりなさい、苦手なことを克服しなさいとは申しわけなくて言えません
自分は犬にとって役不足な飼い主ではないだろうか、自分は犬から尊敬してもらえる飼い主であるだろうかの方がよほど気になります
わたし好き嫌いはあまりありませんが、ネギ類とコーヒーが苦手です
それをこの年になってもまだ食べられるようにならないのかと母に怒られるのですヨ 笑
ばっかみたい!
ネギが食べられなくても、コーヒーが飲めなくてももう五十年も元気に生きています!
サプリで補う工夫もできますし、何の問題がありますか?
ネギと対峙する必要をわたしはまったくもって感じません
食わず嫌いはいけないし、チャレンジも重要です
でもどうしても無理らしい、恐怖心があるらしいとなれば、それはもういいことにしてはダメかしら?
人間も犬も、あれダメこれダメが多すぎると生きにくくなりますが、7割もうまくまわっていればじゅうぶんではないでしょうか
それこそみなさんがおっしゃる「家族」なのですから、不得手をカバーしてやることこそ家族ではないでしょうか
怖がってリードをひっぱってしまうなら、「おかあさんがいるからだいじょうぶ」と抱き上げて安心させてやってはどうでしょう
そんなにがんばらせないといけないかしら?
だからね、躾ってね、自分が楽するために犬に何かをさせようってことのように感じてしまうんですよ
自分を棚に上げて犬に何かをさせようってのがわたしはイヤなんですね
「わたしを尊敬しなさい、わたしを好きになりなさい」っておかしいでしょ
てか、それって無理な話でしょ
犬から尊敬される飼い主、犬から魅力的だと思ってもらえる飼い主にならなければ、言うことはきいてもらえないのですから