子犬は飼い主を選べないので、わたしが子犬に変わって飼い主さんの面接をさせてもらっています
問い合わせの段階で、きちんと丁寧なお返事をさしあげたらほぼ一次試験通過です
偉そうに聞こえるかと思いますが、面識もないのに「もしもしぃー、えっとー、ネットに出てるぅ、写真の犬ってぇ、いくらぁ?」というようなレベルは世の中にたくさんあります
ふつうかそれ以上の人は逆に少ないです
メールや電話の後、では会ってみてくださいとなれば、ほぼ合格という意味です
会ってみて、たくさんお話ししてみて、見送ります、見送りましょうということはありますが、無駄な面会はそもそもしません
最終的に決まって飼い主さんになった人たちの定番の言葉があります(^^)
わたしが「どうぞ」というと、「ほんとに? わたしでいいのですか?」とおっしゃいます 笑
よほどわたしがウルサイおばちゃんなのか、いいんですか? と、確認されます 笑
環境、経済力、かわいがりかたは千差万別です
わたしがもし育て方が気に入らないなどと思うのなら、人に渡さず自分で100頭でも1000頭でも飼えばいいんです
そうではありませんよね
だから、個々のできる限りの力で、個々のかわいがりかたで飼えば最良なのです
難しくはありません
「大切にします、かわいがりますからください」
それ以上でも以下でもない、こんなシンプルな最大の言葉が不思議と聞けないのです
余談ですが、わたしが記憶に残っている面接談です
わたしね、小型犬の子犬や成犬はけっこう多く飼えると思っているんですね
問題は老犬になってからですよ
頭数が多い方の面接のときに、「先々何頭もの老犬介護ができますか? 次々にいなくなっても耐えられますか? 何頭も病院に連れて行く経済力あるんですか?」とはっきり聞きました
その方はね、「大丈夫です、先々を考えて覚悟もしているし、お金もあります」とサラッとお答えになりました
そうゆうことを言うわたしに失礼ということもなく、かっこよかったです!
今でもそのときの光景が目に浮かびます
お金とは別に、求めているのはこのきっぷの良さ、おおらかさなんだよ! と嬉しかったです
ということは、そうゆう犬の育て方をする方ということですもの
反りが合うというんでしょうかね、同じニオイというんでしょうかね、信頼関係がその一瞬で結ばれた気がしました
「あー! もうどうぞどうぞ、すぐにでも連れて行ってください!」ですよ 笑
決まった方は、子犬とわたしが待っていた言葉をくださいます
やっぱりわたしは正しい人を選んだ、選べたんだと思える瞬間です
子犬だけでなく、何ごとも、こつこつこつこつ、真面目にじっくり暮らしていればちゃんと結ばれる日がやってきます
フードは一日どのくらいとか、散歩の時間とか、事務伝達の次に生活面のことを聞かれます
そのときは大して細かく答えずに、「どーぞ好きにやってちょうだい!」と返答します 笑
確信した人にしかお渡ししないのですから、なーんの心配もまったくまったくしていません
生きていれば当然ケガや病気をします
ケガも病気も事故も、なりたくてなる人はいません
この飼い主さんでこうなったのなら、避けようがないことだったんだとしか思いません
後になって、渡さなければよかったなんてこれっぽちも思いません
そう思うようなことがあったら100%わたしの落ち度です
わたしの落ち度は子犬に反映されますからミスは許されません
話を元に戻すと、素晴らしいと感じた方にしかお渡ししないのです
あなたの犬なのですから、どうぞ自由に楽しく、自信を持ってお暮らしください!
ルーシーさんのおかあさんも歴史に残る言葉をたくさんくださいました
今はまだナイショです 笑