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comments(0) / trackbacks(0) [ippuku、犬服]
コキ

 

 

ippukuの人気商品、ハーフチョークです。


以前ご来店のお客様が「そうゆうのは、調節金具が動いてゆるむから使わない」とおっしゃっていました。
そのときは深追いしても気分を害されるだけだろうと説明いたしませんでした。

 

ショルダーバッグやキャミソールの肩ひもなどにも使われているこの調節金具を線コキと言います。
長さはそれに通すヒモと同じものにします。
それに対する幅はそれはそれはいやんなっちゃうくらい数多い種類があり、「その時々に適した幅」を選択します。
ぶっ厚いテープなのにコキの幅が狭いと、通したテープがこんもりして見栄えが悪いし、キツキツで調節動作が難しくなります。
逆に薄いテープを幅広のコキに通すと、前述のお客様がおっしゃったようにゆるゆると動いてしまいます。
なんだかいつもゆるんじゃうブラの肩ひも、なんてのもこれにあたるわけですネ。

ハーフチョークはサイズ調整がとても重要で、頭からスポっと外れてしまうようでは危険です。
首輪の材質は薄いもの厚いものいろいろなので、それによって線コキも変えます。
現在、25ミリ幅と30ミリ幅の首輪を発売しており、線コキは5種類ほど用意しています。
調節するときは適度な動作をし、しかし自然にゆるんでしまわないものを選択して使っています。

 

ふだん何気なく目にする当たり前のことも、作り手としては何気ないことは一切なく、裏側の事情は何につけてもそうゆう緻密なことになっているんですね。


こうゆう話、おもしろくないですか?(^^)

 

 


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いつもありがとうございます、イップクです。

写真で見ると、ふつうのボーダーロンパースに見えます。
でもこれ、かなり良質素材です。
洗濯しても型崩れせず、劣化なくきれいに数年着られるはずです。

色柄は個々の好みであり、千差万別ですから、わたしがかわいいと思って仕入れても意味がありません。
わたしが一番重要視しているのは材質です。
犬服に適した伸縮性や厚み、型崩れの有無、生地のもちです。
ネット通販は実際手に取れませんし、こう言ったら失礼ですが、実際手に取っても素人さんは色柄だけ見て生地の良し悪しはわかりません。
なのでそこの役割はわたしが負わなくてはなりません。
わたしがこの柄かわいい!と材質無視して販売したとして、一度洗ってグズグズになるようだったらもう次のお買い物は望めません。
あ、うちのは古くならないからなかなか次のを買えないとも言われますけどね(笑)。
自分の子に着せていてよくわかります。

例えば、イメージしていたより薄地だったーとかはあると思うんです。
でも、一年の中で必ず出番があり、ローテートに便利、出番が多いと感じていただけるだろうものを選んでいるつもりです。
布ならなんでも服になるのではありません(基本的に持ち込みお断りの理由)。
「お客様はただ単に色柄の好みだけで選んで安心な服」
これに始まりこれに終わる、わたしの仕事での最重要項目です。

話を戻しますと、写真の生地は奥にこっそりしまってあります。
おまかせや、なんかいいの入ってますかー? というときに引っ張りだします。
個別対応でご紹介する生地も数多く用意しています。

こちらは在庫あり、夏には厚く、春や秋の中肉素材です。





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無題

 

 

ちょっとセンシティブな話題です。

 

ペットショップから子犬を迎える、迎えたという方からご相談の電話をいただくことがあります。

服屋なんですけどね、詳しそうなのでという見ず知らずの人からの問い合せが多いです。

けっこう長電話になりますが、その場でお買い物いただくことはないので無料です。

 

たとえば、予約した子犬が病気になったから他の犬に変更した方がいいかとか、皮膚病の子犬を買っても大丈夫かとか、ネットで買った犬の脚関節が外れていたとか。

誰でもご存知のペットショップだったりするので、まさか間違いなんてありませんよね? と確認したくなるみたいです。

それかもう答えは決まっていて、誰かに背中を押してもらいたいのでしょうね。

 

先日は写真で買った子犬の尻尾が折れていたという電話でした(ほんとに不思議ですが、これまた有名巨大店です)。

写真を拝見したところなかなかの状態ですが、おかあさんのお腹の中から曲がっていたと言われたそうです。

わたしはっきり言いましたね。

考えが甘いんだって。

「おかあさんそれは不良品ですよ。物を買って壊れていたら交換してもらうか、もしくは返品返金してもらいますよね。それと同じことですよ。プロの意見としたら返品交換をおすすめします。

…でもね、おかあさん。それで他の子に取り替えてもらったとしましょうよ。そうゆうことをするとね、あの時の子はどうしているだろう、幸せに暮らしているだろうか、それとも殺されてしまったのだろうかと、おかあさんは一生さいなまれ続けることになります。だから目の前にいるその子を大切に飼うんです。しっぽが折れていたって命に関係ないし、もし断尾して短くなっても犬社会はイジメもありません。目に見えない内蔵疾患があっても不思議じゃないですよ。それでも今後20年近く覚悟してその子の一生に責任を持つんです。生き物を迎えるってそうゆうことで、おかあさんはそれがもう始まっているんです。何しろ痛みを取り除くのが最優先なので、まず病院に行きましょう」

 

知ってるんですよ。

相手は知っていて、素人を舐めてるんです。

だからね、キツイの承知で、消費者も勉強しないといけない、騙す方が悪いけど、騙されてはいけないって言うんですよ。

おうちに連れてきちゃったらもうかわいくなっちゃうじゃないですか。

その瞬間に、もう自分の子じゃないですか。

物じゃないんだから、不都合があったって「交換してください」って言えないじゃないですか。

命あるものにそんなこと言えないじゃないですか。

誰がかわいそうって、人間の勝手に振り回される動物たちですから、こうゆう相談は腹立たしいですよ。

だからそれこそ素人相手でもわたし手加減しません。

きっついおばさんだと思われるだろうし、悪口言いふらされるだろうし、今後買い物もしてくれないでしょう。

でもこれからおかあさんになろうって人がへにゃへにゃしてたら困ります。

それではわんちゃんが困っちゃうんです。

 

あの電話の子はその後どうしただろう…、何年たっても思い出すたびに聞いたわたしもさいなまれます。

わたしね、ほとんどのことは取り返しがつくと思っています。

再チャレンジができると思っています。

でもね、命と愛は取り返しがつきません。

相手はぬいぐるみではありません。

覚悟を決めてから始めないといけない、始まったものは腹をくくらなくちゃいけない、そう思うんですよ。

人間は動物たちに迷惑をかけないよう、もっとしっかりしなくてはなりませんね。

 

 

 


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7月31日 獣医師と楽しく学ぼう! 犬医学の座談会

 

 

2016年7月31日 (日)

 

14〜16時

 

千葉県船橋市海神6-22-20 ippuku店舗

 

 

イタグレのブリーディングもするサイトハウンドに詳しい獣医師を招き、座談会形式で勉強会を開催いたします。
日ごろの疑問や心配事を、あらかじめメモ書きにしてご用意ください。
難しい話をやさしくひもとき、それをみんなで学びあいます。
病気やケガ(とくに骨折)について学ぶだけでなく、病院の上手なかかり方なども身につけていくのが目的です。

スペースの都合により、12名ほどで締め切ります。


【会費制】
1人/2000円(ドリンク付き)
参加の方は人数をお知らせください。


お買い物がございましたら、開催前の時間をお使いください。
12時開店です。

 

 

出席のご連絡、お問い合わせはこちらからお願いいたします。

 

 

 

ありがとうございました!

今回の座談会募集は終了いたしました。

また次回のご出席をお待ちしております。

 

 


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トータルサポート

 

 

「イタグレってすごく寒がりなんです。いつも震えてるんです」
「知ってます、イタグレ飼ってますから」
「えええーー!! イタグレ飼ってるんですか〜?!?!」
けっこうあるある会話です。

 

イタグレを飼わずに、なぜイタグレ屋をしましょう?
イタグレを知らない人から買い物をしたくないですよねぇ?
スパゲティを食べたことがなくてスパゲティ屋をすることはないはずです。
ま、スパゲティを食べたことがなくても経営はできるのですが、お客様の心に寄り添うのは難しいかと思います。
「自分の犬が4頭います」とわかるよう、店舗には我が子の写真を貼ってアピールしています(笑)。
(なのでウィペットやミニピンを飼っていないのはつねづね申しわけないと思っています)

 

うちのバイトのSちゃんはかわいいガラス仏具店(Bee-s)を営んでいます。
http://bee-s.net
(写真は骨壺カバー)
一般的な暗く重い「ブ、ツ、ダ、ン!」という品ではありません。
お子さんやペットに合うかわいい仏具で、モダンな雰囲気は現代の住宅事情にピッタリです。
そういった品を探しているかたはたくさんいらっしゃるのですが、実際にはなかなか売っていません。
土日はippuku店舗で展示や販売もしていて、昨日の商談は女の子向けのピンクでした。
故人や故犬は、この今もあなたのすぐ横でほほえんでいます。
「だから、くよくよすることなく前を向いて生きよう!」
経験者のSちゃん、実践しているSちゃんだからわかる、お客様の心に寄り添うご提案をしています。

 

わたしもSちゃんも物品販売の仕事をしているんですけどね、でも、ただ物を売っているだけじゃないんです。
「犬さんだけでなく、その子の一生涯すべてを担うオーナー様ごと応援いたします」
「命あるものがなくなってもそこで終わりではない、また胸を張って歩き出すあなたに寄り添います」
そういったトータルサポートで物品を扱っています。

 

物の質問だけではないご相談をお待ちしております。
縁って楽しいですからネ(^^)/
いつでもわたしたちはここにいます!

 

 

 


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犬の医学


ステロイド剤の服用について。
2錠飲んでいたのを1錠まで減らしてきました(含有量は書きません)。

朝4分の3、夜1
朝半分、夜1
朝4分の1、夜1
1日おきに朝4分の1、夜1

などなど彼女の体調を見ながら、量を変えたり、時間や日にちの間隔を変えたりしてきました。
獣医師からは大きなルールをもらい、「自分で工夫して」と渡されて娘の命をわたしが確保してきました。
なんと楽しいチャレンジの日々でしょう!
これぞ飼い主の醍醐味といった感です。
途中失敗して振り出しに戻ったり、組み合わせやタイミングは書ききれないほど試しました。
夜が多いのは、深夜の急変を避けたい工夫のつもりです。

そして1日1錠まで来たところで、獣医師に質問をしました。
A、1日1回1錠与える
B、朝夜それぞれ2分の1、2回に分けて1錠を与える
どちらが良いか、それともどちらでも変わらないか?
答はAの1日1回でした。
2回に分けると常にゆる〜と薬が効いている状態で、副腎皮質ホルモンを出している副腎にサボり癖がつくんだそうです(笑)。
1回だけで間隔を持たせると、少しずつ減ってきたときに「やべ、働かないと!」と副腎にカツが入る。
甘やかして不能にさせず、できるだけ体を使わせたいわけですな。
もちろん最悪の状態のときはこんなこと言ってられません。
副作用だなんだ、かわいそうだなんだ、そんなことではなく、ただただ生かすだけにすべてをつぎ込まなくてはなりません。
今回は今の娘への回答です。

通院&診断だけではないこうゆうストーリーがわたしは楽しいです(^^)
病めるときも健やかなるときも、共にしなければ飼っている意味がない!
わからないまま指示だけされるのではなく、知って行動しなければ意味がない。
病気は医者の手を借りて、本人が治すもの。
わたしの子なんだもん、いかすもころすも自分でありたいのです。
医者(他者)のせいにもしたくないし、人質のように医者に我が子を握られたくもない。
欲しいのは連携やサポートであり、先生の教えについていけるだけの自力です。

イタグレのブリーディングもしている獣医師を招き、こんな感じの座談会(千葉県)を開催したいと思っています。



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